【韓国語の秘密⑥】 日本語の「オ」が韓国語では2つに分裂した話
韓国語を勉強していると、多くの日本人が同じ壁にぶつかります。 それは、 ㅓ と ㅗ そして ㅜ と ㅡ です。 先生に「これは 어 です。」と言われても、「え?オですよね?」と思ってしまう。逆に「これは 오 です。」と言われても、「それもオですよね?」となる。さらに、ㅜ と ㅡ が出てくると「ウまで2種類あるの!?」と混乱してしまいます。 でも安心してください。実はこれは才能の問題ではありません。今日は発音の練習ではなく、 なぜ日本人にはこの違いが難しいのか という「韓国語の秘密」を見てみましょう。 ステップ1 日本語は5色の世界、韓国語は虹色の世界? まず、日本語の母音を見てみましょう。日本語の基本母音は5つです。 ア、イ、ウ、エ、オ とてもシンプルで分かりやすいシステムです。 一方、韓国語には ㅏ ㅓ ㅗ ㅜ ㅡ ㅣ▪。(この最後葉 ▪ は今は使われていない。)などの母音があります。ここで面白いことが起こります。日本語では1つだった音が、韓国語では2つに分かれているのです。たとえるなら、日本語が大まかな色分けの世界だとしたら、韓国語は虹色のグラデーションまで細かく見る世界です。同じように見える色でも、韓国語は「いや、それは違う色だよ」と区別しているのです。 日本語の「オ」は韓国語では2つある 日本人にとって「オ」は一つの音です。しかし韓国語では、 ㅗ ㅓ という二つの音に分かれています。日本人の耳にはどちらも「オ」に聞こえることが多いのですが、韓国人にとっては全く別の音です。 青と水色の違いに似ている 少し想像してみてください。外国人が日本語を勉強していて、青も水色も全部「Blue」として聞こえていたらどうでしょう。日本人なら、「いや、青と水色は違うよ」と思いますよね。韓国人にとっての ㅗ と ㅓ もそれに近い感覚です。日本人には似て聞こえても、韓国人にははっきり違う音として聞こえています。 韓国人には全然違う単語に聞こえる 例えば、 오리 (アヒル)と 어리다 (幼い)を聞いてみましょう。日本人には少し似た音に感じるかもしれません。しかし韓国人にとっては、まるで ◾おじさん ◾おばさん くらい違う単語です。つまり、「少し違うだけ」...